所有する帽子の数は、 五十個以上。数千円程度の気軽にかぶれる価格帯を購入することが多いそうだ。
弁護士として最初に仕事をしていた時の上司のチロリアンハットに魅力を感じて自分も帽子を被るようになったという。
夏はパナマ帽、冬はソフト帽がもっぱらの通勤スタイル。
被り初めは、頭上にある帽子を意識していたが、次第に頭に帽子がないと何か忘れ物をしているような感覚になっていった。
自分自身で被っていることを忘れてしまっている、その域に達すると、顔と帽子が一体化していて、周りからみても自然に映るのではないか、と思う。

井上善雄(弁護士)

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