古代エジプト
ギリシャ
古代ローマ
ビザンチン
サラセン
ロマネスク
ルネッサンス
バロック
ロココ
19世紀
帽子の始まり
帽子の渡来
近代日本における帽子の盛衰
日本の帽子博物館(1)
日本の帽子博物館(2)
日本の帽子博物館(3)
日本の帽子博物館(4)

■ローマ
ローマの服装はギリシャの服装をそのまま踏襲し、推進させたものであるといわれますが、髪型もまた同様で髪の装いを生かす風習であったため、帽子はギリシャに僅かにみられたキャップ型やベレー風のものもほとんど影をひそめ、ステファニ(ste-phane)や生花の冠、あるいはリボンを巻くといった髪飾り的なもので大半が占められています。

ステファニはギリシャ時代すでに用いられた王室や責族の宝冠ですが、草花などの模様を浮彫細工したこった装飾品としてローマにおいて特徴づけられました。
その他、ベールが多く使用され、キリスト教がひろまってからは礼拝用の必需品となりローマを代表する衣服トガ(toga)の上端を後から頭の上にフードのようにかけている男女の彫刻も多くみられます。

6世紀の若い婦人の帽子。
絹に真珠を縫いこんだもの。
この頃の男性は、毛の多いフェルトをカールして、 頭髪につけていた。

MENU/▲TOP